安川電機PLC更新
安川電機製のGL20から三菱電機製Qシリーズへの更新
安川電機製のGL20から三菱電機製Qシリーズへの更新
今回のPLCは安川電機製のGL20です。
「いつの時代のPLCでしょうか・・・。」と言うくらい相当古い機種です。
当社はPLCツールを保有しておりましたので、ソフトの吸い上げも出来ましたが、無ければお手上げという状況でした。安川電機がPLC事業から撤退をして、後継機種もないことから三菱電機製Qシリーズへの更新となりました。
当初、リニューアルツールを用いた更新計画を立案いたしましたが、お客様が保守部品としてリニューアルツール自体を保有しなければならないという都合で
配線を一から引き直す更新となりました。
また、現地作業では不測の事態も発生しました。
その辺も織り交ぜて、説明して参ります。
機器設置に関しては問題ありませんでしたが、PLCに接続する配線は全て引き直しとなりましたので、時間を要しました。社内で事前に配線作りをして、現場での作業時間短縮を図りました。
ソフトの方では、安川電機のPLCは三菱電機やオムロン等の他社とは違う独自のプログラム処理を行っています。
そのプログラム処理の方法を理解していないと、同じようにラダーを組んでも違う動きをしてしまう現象に陥ります。
現地試験中にリミットスイッチの入力信号がOFFにならない事象が発生しました。
リミットスイッチは外れているのに、入力信号がOFFにならない状況でした。
原因を調査したところ、PLC入力カードの内部インピーダンスの違いによる漏れ電流の影響でした。
事前のお客様情報では機械式リミットスイッチとの情報でしたが、実際は静電式リミットスイッチが設置されており、そちらが影響しておりました。
急遽、現地にて漏れ電流対策を行い、設備の稼働に影響を出す事無く、工事を完了させる事が出来ました。このように、不測の事態が発生した場合でも、迅速に対応をサポートいたします。
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