挿入部品実装工程
田原電機の挿入部品(DIP品)半田付け作業は、自動ポイント噴流半田装置を用い、はんだをおこないたい箇所のみ局所的にはんだ付をするため後戻り作業が無く且つ安定した高い品質を保っています。局所式のため、今までのコンベア式(自動噴流型リフロー槽)に比べ基板および部品へのストレスが軽減しています。
また、田原電機のDIP工程プロセスは一個造り方式をおこなっておりPDCAサイクルを基本とした体制が整っております。そのため、試作から小ロット多品種のご要望に迅速に対応することが可能です。
☆マイコンを応用した電子機器の開発についてはこちらを参照ください☆
貫通部品実装(支援装置使用)
部品実装は、実装支援装置を使用しています。
この機械は部品実装時に『部品供給』『部品実装箇所指示』『実装時注意事項伝達』を行います。
部品表を見ながら行う作業に比べて、作業員は『部品の極性』『実装状態の確認』『リードカット・クリンチ』に集中できるため、作業効率アップと誤実装排除に役立っています。
フラックス塗布器/ポイント噴流型半田付け装置
半田付け装置として、ポイント噴流半田装置を使用しています。タクトタイム は、自動噴流型リフロー槽より遅くなりますが、異なる熱容量の部品が実装されていても部品ごとに条件を設定する事が出来ます。その為、均一な半田付けの仕上がりが実現出来るため、手作業でのタッチアップ作業も無くなり、全体のタクトタイム向上に貢献しています。
検査(目視、外観検査)
外観検査機では、部品の欠品、異部品、位置ズレ、極性、極数、形状、色、未ハンダ、ブリッジ、フィレット、ハンダボールなどの確認をおこないます。基板実装の基本的な作業となりますが、単なるOK、NGの仕分け機で終わらせてしまわず検査結果を保存しシリアル番号で履歴を追う事もおこなっています。このことから、トレーサビリティの一環として使うほか、その内容から作業改善ツールとしても活用しております。
また、外観検査後に目視検査(拡大鏡、顕微鏡による目視)をおこない二重チェックで品質信頼性の保証をおこなっております。目視検査基準は、日本溶接協会のマイクロソルダリング技術 上級オペレータ資格保持者が定め、検査作業は定期的な教育訓練を受けた熟練者が担当しております。
最新デバイスや極小チップ部品の規定は自社プロジェクトチームで信頼性評価試験を実施し基準を定めております。
手はんだ(部品交換、ジャンパー処理、他)
実装基板の改造は、日本溶接協会のマイクロソルダリング技術 上級オペレータ資格保持者が対応致します。
QFP、SMTおよびチップ部品類の容量変更や部品不具合、実装ミスによる部品交換、回路変更に伴うパターンカットおよびジャンパー配線等についても幅広く対応致します。
組配(ユニット組立・配線作業)
電子機器製品の組立は、QC工程表、作業手順書、作業指示書を用いて作業をおこないます。特にリピート品は作業者が変わっても必ず同じ品質の製品を作り上げられる体制にしています。
「圧着」「締付け」「はんだ付け」作業は、定期的に実技講習をおこない安定品質とレベルアップに努めています。
常にお客様の目線でモノ造りをする事が田原電機のポリシーです。
☆マイコンを応用した電子機器の開発についてはこちらを参照ください☆